阿波おどりについて

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阿波おどりの始まり

「阿波の殿様蜂須賀様(蜂須賀公)が今に残せし阿波おどり」。
これは「阿波よしこの節」に歌い込まれている一節で、徳島藩祖・蜂須賀家政による「築城起源説」に基づいています。しかし、この説には疑問も多く、現在は盆踊りが「組踊り」「ぞめき踊り」「俄」といった民衆芸能の影響を受けながら形が作られてきたとする説が有力です。

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阿波おどりの踊り方

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男踊り

足を肩幅ぐらいに広げて、腰を落とす。上体はやや前傾になるように倒し、両手は手のひらが向き合う角度で上げる。左足に重心をかけた状態から、右足のつま先を前に出す。右足と同時に右手も自然と前に出るように。次は左右逆の動きに。この動作をリズムに合わせて繰り返す。

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女踊り

つま先立ちの状態で膝を軽く曲げてやや前傾姿勢をとり、両手を肩幅に上げる。手のひらは向き合うように内側に向けて構える。重心を左足にかけ、右足を後ろに蹴り上げてつま先から前に出す。同時に右手も前に出す。次は左右逆の動きに。この動作をリズムに合わせて繰り返す。


連の種類

連は、活動の目的やメンバーの属性によって、いくつかの種類に分けることができます。

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有名連

阿波おどり振興協会、徳島県阿波踊り協会、徳島県阿波おどり保存協会に加盟する連などを有名連と呼びます。卓越した技量を持ち、選抜阿波おどり、阿波おどり会館などのイベントや公演に出演し、一年を通して活動しています。

企業・職場連

企業が地域貢献を目的に参加する連のことです。会社や商品のPR、社内のレクリエーション活動も含まれます。一部は、企業の社員などで参加しますが、多くは有名連の踊り子や鳴り物のサポートを加えて踊っています。

一般連

踊り技術を追求する連、親睦や交流を図る連など、活動の目的は連によってさまざま。かつては地域ごとにつくられていたが、今は目的を共有する仲間が集まって活動する連が多く存在します。

学生連

大学や高専の学生によって活動する連です。学部や学科ごとに作られたり、教職員やOBも加わり、親睦が図られています。また、高校の部活動、小学生の参加もあります。


グッズ・用語

踊り子の華麗な演舞を引き立たせるグッズや、阿波おどりならではの特別な用語もあります。知っておくと阿波おどりがもっと楽しくなります。

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編み笠

編み笠を目深にかぶって踊り子の表情を隠す連もあれば、顔が見えるよう浅くかぶる連もある。どちらも頭の上に笠枕を載せて、編み笠の角度を調整している。

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団扇

丸形や角形、竹製や樹脂製の団扇がある。踊りを華やかに見せるためのデザインもあれば、帯に差したときに衣装と美しく調和するデザインもある。

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弓張り提灯

円筒形の小ぶりな提灯を男踊りが使う。ほとんどの踊り子は、持ち手を自分の手に馴染むように加工する。舞台の幻想的な場面では、提灯を発光させて踊る場合もある。

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印籠

男性は印籠を腰に下げ、小銭やタバコを入れてポケット代わりに使う。女性の印籠は、男性のものよりやや小ぶり。連の名前やシンボルを描いたオリジナルも多い。

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利休下駄

薄く低い二枚歯を台に入れたシンプルな構造。履きやすくするために、鼻緒の位置を変えたものもある。舞台用には、滑らないように歯やつま先にゴムを取り付ける。

 

掛け言葉・囃子言葉

踊りながらリズミカルに発せられる言葉。よしこの節の「合の手(あいのて)」や囃子言葉が取り入れられたものもある。代表的なものの一つが「ヤットサー」で、フォーメーションを変える合図としても用いられる。

騒き(ぞめき)

阿波踊り特有の鳴り物の音や二拍子のリズムの総称として用いられる。元の意味は、「うかれて騒ぐこと」。

正調

本来は「正しく受け伝えてきた(歌い方などの)調子」の意味で音階の正しさのこと(対義語は変調)。阿波おどりの場合は正統派、本格派といった広い意味で使われることが多い。

よしこの節

阿波おどりで唄われる歌。起源や伝来については定かでないところも多いが、江戸後期に流行した民謡で、熊本県牛深のハイヤ節、茨城県の潮来節(いたこぶし)を源とする説が有力。藍商人が京、大阪方面から阿波に持ち帰ったとされる。七七七五の4句26文字の詩型で、形式は都々逸(どどいつ)に似る。